こんにちは、現役保育士のかずこよです☆
今回の記事は、保育園や幼稚園では当たり前のようにしている「手遊び」についてのお話をさせていただきます☆
手遊びの効果って?
保育士や幼稚園教諭のあいだで手遊びというものを知らない人はいないと思います。
では、その手遊びってどんな効果があるか知っていますか?
「手遊びの効果って何?」って聞かれると主に集中させる遊びと答える方は多いのではないでしょうか?
本当に子どもは集中しているのでしょうか?
今回は子どもは本当に集中しているのか?
手遊びの効果についての実験を行った調査を紹介します。
対象 Aグループ 5歳 男児6名 女児6名
Bグループ 5歳 男児7名 女児6名
実験方法 「おちたおちた」の手遊びを3回行う。
1.2回目は両グループとも「げんこつ」「雷」で3回目だけ落ちたものを変えました。
Aグループ 「りんご」
Bグループ 「げんこつ」
Aグループの子どもには「その手にある美味しそうなリンゴを絵描いてほしい」と伝える
Bグループの子どもには「じゃあお絵かきでリンゴの絵を描きましょう」と伝える
観察 10分間の余所見の回数を調べる(要はチラ見)
結果
Aグループ
2:30まで余所見が少なく、7:30から多くなる
Bグループ
最初から多くだんだんと少なくなるが5:00からまた多くなる
AグループとBグループの開始直後の集中力は開きがあったが、5分後には同じになり、10分経つ頃には変わらない結果となった。
この結果から
・活動と関連する手遊びは集中力を高めることに効果がある。しかし、5分後には集中力が切れだし、10分経てばほぼ効果がない。
ということでした。
手遊びは集中力を高めることに有効であるとなったが、「次の活動と関連する」ということが大事だということがわかりました。
これからもたくさんの保育士・幼稚園教諭の方が手遊びをしていくと思います。
しかし、5歳でも5分しか効果がないこと・しかも活動と関連しないといけないことを覚えておいてください。乳児ですとなおさら効果時間は短いと予想されます。
なんで集中してくれないの?と思うのではなく、5分が限界だったなと思い出して漏れるだけで、保育者自身が落ち着いて保育ができるようになると思います。
例えばカエルの絵や制作を行いたいのであれば、「カエルに関する手遊び」をしたり、「梅雨の時期の手遊び」をしたりしていくことが大事なんだと思います。
今回の記事を参考に日々の保育・教育に役立てていただけたらと思います。
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