保育園 ~今後の行方~

こんにちは、現役保育士のかずこよです☆

 

今回は今後保育園はどのような姿になっていくのか自分なりに考えてみます。

 

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はじめに


日本では、少子高齢化が社会問題となっています。少子高齢化によって、子どもの人数が減っているにも関わらず、「待機児童」の問題があります。

 

 

○ 都市部の待機児童の状況 都市部の待機児童として、首都圏(埼玉・千葉・東京・神奈川)、近畿圏(京 都・大阪・兵庫)の7都府県(指定都市・中核市含む)とその他の指定都市・ 中核市の合計は10,625人(前年より3,305人減)で、全待機児童の 63.3%(前 年から6.7ポイント減)を占める。 また、都市部の待機児童率は、その他の道県より0.07ポイント高く、159人に 1人が待機児童となっている。

保育所等関連状況取りまとめ(平成 31 年4月1日) 」

 

そのため、首都圏、近畿圏では、保育施設がものすごい勢いで増え、子どもを受け入れる受け皿が各地で大量に増えています。

 

東京都だけでも保育の受け皿が3,056,397人増えています。これは、保育施設を建てて子どもが入れる人数がこれだけ増えましたよということです。

 

○2019(平成31)年4月1日の保育の受け皿

認可保育所保育所認定こども園保育所部分を含む) 2,218,725人, 幼保連携型認定こども園 520,647人, 幼稚園型認定こども園 46,326人,
地方裁量型認定こども園 3,419人, 小規模保育事業 81,987人, 家庭的保育事業 3,875人, 事業所内保育事業 12,946人, 居宅訪問型保育事業 234人,
地方単独保育施策 49,603人, その他 32,281人,  [ 小計 2,970,043人 ] 企業主導型保育事業 86,354人[ 合計 3,056,397人 ]

 

保育所等関連状況取りまとめ(平成 31 年4月1日) 」

 

 

 

このことから、待機児童解消に向けて大きく動いていることがわかります。

 

 

 

各施設の定員充足率


 

しかし、「保育園がたくさんできているが、各園の定員率はどのくらいになっているのか」と疑問を持ちました。

 

保育所等関連状況取りまとめ(平成 30 年4月1日) では、保育園の定員充足率 は93.4% になっています。

 

ということは、保育園では6.6%の人数が埋まっていません。

これは、定員60名の保育園では「60人×93.4%=約56」となり4名足りていないということになります。しかし、この定員充足率はあくまで平均なので、100%の園があるなかで、50%しかない園もあると考えられます。

 

このように考えると、定員充足率が低くなってしまっている保育園は必然的に潰れてしまいます。

 

しかも、これから少子高齢化によって、子どもの人数がどんどん減っていきます。

 

実際に平成28年度の定員充足率は94.2%となっています。これは、単に施設が増えただけでなく、合わせて子どもの人数が減ってきたことも影響していると考えます。

 

なので、政策の一つに「保育量の拡大」といいつつ、数年経つと潰れていく保育園がでてくるのではないでしょうか。

 

自分の育った園が将来なくなるということは、子どもにとってとても悲しい出来事になるのではないでしょうか・・・

 

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どんな施設が潰れてしまうのか


潰れていく施設がある中で必ず残る施設があります。

 

では何が違うのでしょうか。

 

 

結果からいうと「保育の質」が高い施設が残り、低い施設がなくなっていきます。

保育の質をより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

 

保育の質の3つの観点

○保育の質に関しては、主に「内容」・「環境」・「人材」の3つの観点が考えられ、それぞ れの観点に関連して基準等を定め、質の確保を図るととともに、質の向上に資する取組を 推進。

保育所等における 保育の質の確保・向上に関する基礎資料ー

 簡単に説明すると、

「内容」

・保育の内容は指針に沿っているか、

・自己評価をして反省・改善をしっかりしているか

「環境」

・立地、保育時間

ガイドラインがしっかりあるか

「人材」

・保育士の数は基準の人数がいるか

・研修を受けているか、受けさせているか

 

 

これらがしっかりできている施設と出来ていない施設では、やはり保育の質に差が生まれてしまいます。

 

その差が残る施設、無くなってしまう施設の大きな違いになるのではないだろうかと考えます。

 今は保護者は施設を見学して、区や市に希望する施設を順番に書いていき、区や市から通達を受けて、入園をします。なのでそもそも、自分の園が希望する園として書いてもらえる施設にならないといけません。

しかし、保護者がいくら希望をしても、選ぶのは区や市です。

 

おそらくではあるのですが、今は区や市は、保育施設が潰れないように、入園する人数を配分しているのではないかと思っています。

 

 

保護者が施設を選ぶ時代


 

しかし、今後は保護者が施設を選ぶ時代がくるのではないだろうかと考えます。

 

保護者が施設を選ぶとは、幼稚園の願書のような形態です。

 

なぜなら、今は保育施設が乱立しているが、子どもの数が減っていきます。その中で国が全ての施設を維持するお金は無くなり、保育施設をつぶしていかないと経済の維持ができなくなると考えるようになります。

すると、「どこをつぶそうか」と考えたときに、「A施設には入園児を送らないようにしよう」と区や市が考えたとします。そうなると、今のシステムだと、区や市がつぶす施設を決めることができてしまいます。

さすがに区や市はそんなことできないと思いますので、「じゃあ残す施設は実際の利用者に決めてもらおう」ということになり、保護者が自分で施設を選ぶようになると考えます。

 

するとやはりつぶれていくのは、人気のない施設=預けたいと思わない=保育の質が低い施設になります。

 

誰しもが、自分の施設をつぶしたいと思っていないと思います。

 

では、つぶれない施設にするにはなにをしていけばいいのでしょうか

 

保育の質を高める


つぶれない施設にするには保育の質を高めないといけません。

 

しかし、「環境」の立地を変えることはできませんので、私たち保育者が出来ることはこれだと考えます

 

・「自分を成長させること」

・「人材がいなくならないような人間関係を作ること」

・「反省、評価、改善を積み重ねていくこと」

 

 

自分を成長させるとは、研修を通して知識を増やしたり、本などで知識を増やしたり、保育技術を磨いたりすることです。

 

人材がいなくならないような人間関係を作ることとは、施設を運営するにあたり、必ずいなくてはいけない保育士数は決まっているので、人間関係が原因で退職させる、することのないような環境を作ることです。

保育者の退職理由の上位に「職場の人間関係」があるのですが、人間関係が原因で辞めてしまうのはとても残念なことだと思います。

 

反省、評価、改善を積み重ねていくこととは、そのままなので説明はありません。

 

これらが私たちでも行えることになると思います。この行動の一つ一つが質を上げ、つぶれない施設に繋がり、子どもの故郷を残していけることに繋がり、子どもが悲しい思いをしないですむようになります。

 

全ては子どものためにしていることだと考え、一緒にできることをしていけたらいいなと思います。

 

これからも保育のヒントや子育て・育児のヒントを書いていきますので、応援よろしくい願いします☆

 

あなたの暮らしがより良くなりますように・・・

 

 


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