こんにちは、現役保育士のかずこよです☆
今回はモチベーションの上げ方について、様々な方法を紹介いたします。
仕事のモチベーションがあがらない、どういう考え方をしたらモチベーションがあがるのか知りたい、相手のモチベーションをあげるにはどんなことをしたらいいのか知りたいという方にはぜひ最後まで読んでいただきたい内容となっています。
自分に聞いてみる
あなたは上司から「お願いします」と言われるのと、「お願いできる?」質問されるのでは印象が違うと思います。
上司から「お願いします」と言われると、「やらなくてはいけないこと」になり、命令された感じがして嫌な気持ちになる方が多いのではないでしょうか。
一方、「お願いできる?」と質問されると、「できるかな。」「どうしたらいいかな」と考える余地がうまれます。考える余地がうまれると、命令された感じにはならず、気分良く引き受けることができます。
なので、上司がお願い事をするときには、後者のほうが部下はモチベーションを上げて仕事をすることができます。
しかし、これは、上司と部下の関係だけでなく、「自分自身」にも起こります。
自分を動かそうとするときは、「やるぞ」「はじめるぞ」と自分自身に命令するのではなく、「できるかな?」「はじめられそうかな?」と自分自身に問いかけたほうがやる気になりやすいということです。
やらなくてはならないが、なかなかやる気にならないときには、「やるぞ」と言い聞かせるのではなく、「やるかな?」と自分に聞いてみて、「できそうな理由」を紙に書いていくことでモチベーションがあがるので、試してみてはいかがでしょうか。
私も家でやりたくないこと(家事)が溜まってしまったときには、「そろそろ片付けてみたら?」「やったほうがいいんじゃない?」と自分に聞くようにしています。そうすることで行動に起こすことができていますので、ぜひ参考にしてみてください☆
内発的動機付け
内発的動機付けとは、自分の内側から「やりたい」という気持ちです。これは、自分の好きなことを集中して続けられるため、絵を描くのが好きな子はずっと絵を描いて遊びます。走るのが好きな子はひたすら公園内を走っています。「ただ、やりたいからやる」という欲求に従って行動づけることは、面白さ、充実感、使命感を感じて頑張ろうとする意味での意欲であり、人生を豊かにするために大切なことです。
しかし、内発的動機は簡単に損なわれます。
どうしたら内発的動機が損なわれるのかというと、「ごほうびを与える」と簡単に損なわれます。
例えば、子どもが楽しそうに絵を描いているときに「上手に書けたらご褒美をあげるね」と伝えます。すると、子どもはその場は楽しんで絵を描きますが、一度報酬を受け取ってしまうと、「ただやりたいからやる」ではなく、「ご褒美がもらえるからやる」にかわってしまいます。すると、絵を描くことに興味を示さなくなり、急にモチベーションが下がってしまします。
好きなことをしているときは、なんの報酬がなくてもずっと続けられますよね。好きなことを続けられるのはとてもいいことだと思いますし、園児や自分の子にも好きなことは続けてもらいたいと思います。
しかし、「ごほうびを与える」ということをしている方はたくさんいるのではないでしょうか。
ごほうびをあげることで、モチベーションが下がってしまうので、好きなことをやっているときには下手に口を出すのではなく、見守ってあげるのが必要だと感じます。
役割を与える
役割というものは、人を変えてしまいます。これは、その人の持っている性格とは関係なく、大きな影響を与えるということです。
仕事でも、主任になったとたん、急にえらそうな感じで接してくるようになったり、俺は部長だから言うことを聞けみたいな人はいると思います。
しかしこれは、役職によって人が変わってしまっているだけで、職場以外では職場以外の顔があります。
このように、人はそれぞれの環境で自分の役割を演じています。
そのため、新しい役割を持つことで、人はまた新しい力を発揮することができるようになります。
例えば部下新しいポジションを渡してみると、今までとは違い、大きな成果を出すことができるかもしれません。
なので部下を育てたいと考えたときや、友だちに飲み会を開催してもらいたいと思ったときは、新しいポジションを与えたり、飲み会に参加する人をまとめる役割などの役割を与えてみてはいかがでしょうか。
褒め方、叱り方
誰しも褒めたり、叱られたりしたことがあると思います。
褒められると嬉しい、叱られると嫌な気分になりますが、どのような褒め方が相手にとってうれしいことで、そのような叱られ方をすると嫌な気持ちになるのでしょうか。
それぞれのポイントがあります。
褒めるときのポイント
・相手の存在を褒める
ある人が善いことをしたときには、「いいことをしたね」「ラッキーだったね」と行動や運に結び付けてほめるよりも、「あなたのそういうところが素晴らしいね」「あなたの感覚は他の人とは違うね」とその人の存在に結び付けて褒めると、意識の深いところに影響を与えることができます。
叱るときのポイント
・行動や環境と結びつける
叱るときはその人の存在自体を攻めてしまうと、相手は敵対心を持ち、行動を変えようとはしません。「タイミングが悪かったね」と環境と結び付けたり、「やり方が違ったかな。次はこうしてみよう」と行動に結びつけて叱るほうが行動を直してくれるようになります。
褒めるときは、その人の存在を認め、叱るときはその人の存在を否定しないことが大切になります。
私も相手を褒めるときはなるべく人柄を褒めるようにしています。叱るときも、「なにやってんだよ」「なんでそんなこともできないの?」とは言わず、「じゃあ次はどうしようか」と言うようにしています。これで、人間関係が良好に保たれています。
みなさんも家族、職場、友だちを褒めたり叱ったりするときには、これを思い出してもらいたいです。
いかがでしたでしょうか?
自分のモチベーションを上げたり、 相手のモチベーションを上げたりすることはとても難しいと思います。しかし、モチベーションが下がったままいくのと、モチベーションを上げようと動くのとでは、今後の生活に大きく影響すると思います。
この記事を参考にしていただけたらいいなと思います☆
みなさんの生活がより良くなりますように・・・