子育て・保育のお悩み解決日記

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異年齢保育のメリット・デメリットって何?

こんにちは、現役保育士のかずこよです☆

 

保育士あるある 異年齢保育メリット・デメリット

今日は異年齢保育について考えていきます。

 

私は幼稚園で10年間働き、その後保育園に努めるようになりました。

 

そこでびっくりしたのは、3歳から5歳が一緒の部屋で活動しているという場面でした

 

幼稚園の3歳児は、初めて家庭から離れ、宇宙人みたいなイメージがあり、5歳児との差はものすごくあったイメージでした。

 

そのやれることも、考えることも差がある異年齢保育ははたして、いいことなのか、悪いことなのかと日々奮闘していました。

 

そこで、異年齢保育のメリット・デメリットについて考えるようになりました。

 

 

 

 

異年齢保育のメリット・デメリット

私は、年齢差が激しいと考えていたので、メリットよりデメリットのほうが多いのではないかと思っていました。

 

メリット(独論)

・上の子を見て学べる

・あこがれる

・上の子が小さい子の手伝いをして自信がつく

・上の子を見て真似しようとする(チャレンジ)

・人数が多くなり楽しい

・思いやりが持てようになる

 

 

上げてみると、見本、お世話などの人間関係に精通することが多いのではないかと思いました。

 

そして、年下のメリットが年上のメリットより多いと感じました。

 

 

次にデメリットについて

 

デメリット(独論)

・上の子の悪いところを真似る

・上の子が手伝いをして、小さい子が育たない

・出来ることがあまりにも違うため、やる気がでない

・人数が多くなり、ごちゃごちゃしてトラブルが増える

 

 ※他にもいろいろな意見があると思いますので、こんなメリット・デメリットがあるんじゃないかと思う方はコメントください☆

 

デメリットは、メリットの逆になりますので、このような感じになると思います。

 

メリット・デメリットの関係はお互いに性質が反対になることです。

 

では、異年齢保育はいいことなの?悪いことなの?いったいどっちなのなの?

 

 

どちらでもない

異年齢保育を良いものか、悪いものかの答えは、「どちらとも言えない」です

 

なぜなら、物事にはメリット・デメリットがあるが、過度に行うことでどちらにでもなるということです。

 

私は、デメリットが多いと思いましたが、デメリットの反対にはメリットがあり、メリットの反対にはデメリットがあるということに気づくと、保育観がガラッと変わりました。

 

上の子がお世話をしてくれる雰囲気がいいと思っていたけど、実は下の子が育っていなかったり、上の子を見て育っていいなと思っていましたが、それは、「いいことを見て育つ」ならメリットだし、「悪いことを見て育つ」ならデメリットだと思えるようになりました。

 

 

保育者それぞれの保育観

このように異年齢保育は良いこと悪いことどちらでもないという結果になりましたが、異年齢保育を良いことにするのも保育者だし、悪いことにするのも保育者であると考えます。

 

それは、保育者がどのように考えて保育をするかによってどちらにでもなるからです。

 

メリットを過度に考えている保育者はデメリットを見落とすし、デメリットを過度に考えている保育者はメリットを見落とすし。

 

やはり、何事も「過度」に考えてしまうことは良くないと思います。

 

 

「過」、これは極端な言葉になります。

 

「過保護」・「過重労働」・「過干渉」・「過激」・「過呼吸」・・・

 

「過」は過ちであることに気づき、今後の保育・生活の中で意識を持って行って欲しいです。

 

これは自分の人生にも大きく影響することだと思います。

 

過度にポジティブだと、楽観的過ぎて信頼を得られないし、過度にネガティブだと人が近寄ってこないし・・・

 

なので、良いことも悪いことも同じぐらいあるんだということを理解し、「異年齢保育は良いものだ」「異年齢保育は悪いものだ」と決めつけるのではなく、しっかりと両方を見ていって欲しいと考えています。

 

みなさんの生活がより良くなりますように・・・

 

 

 

 

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