こんにちは、現役保育士のかずこよです☆
子どもは、新しいことをすることが元々は大好きです。
お座りができるようになると、目の前のものをとりたいという気持ちからハイハイになり、今度は高いところのものを見たいから歩き始めたりします。
しかし、いつからか新しいことをすることを嫌がったり、挑戦することを嫌がったりするようになっている子はいると思います。
なぜ、挑戦心がなくなってしまうのかというと、もしかしたら親の関わり方が原因かもしれません
今回は、挑戦心を持たせるためにはどのような関りが必要なのかを書いていきます
挑戦心を持たせるために
子どもは日々成長しています。
それは、これがしたい、やってみたいという気持ちがあるためです
そのため、親が「これに挑戦させよう」と意気込んで挑戦させるのは、子どもの気持ちを考えず、ただやらせていることになり、子どもにとっては余計なお世話になってしまいます
親は「挑戦しなさい」と言えないのであれば、いったい何をしていけばいいのでしょうか?
それは、「これができると、こんな良いことがあるんだよ」と見せたり、伝えたりしていきます
子どもは興味の塊なので、自分の中で興味を持った瞬間「やりたい」という気持ちになり、自分から挑戦してきます
しかしすぐに挑戦する子となかなか挑戦することができない子がいます
挑戦することができない子は、興味を持たなかったのか、心の準備ができていないのかが考えられます
興味をもたなかったのであれば、また違う伝え方をしていきましょう
過去の記事にヒントがありますので、参考にしてみてください
もう一つの心の準備ができていないときには、挑戦するまで待ち、チャレンジを始めたら見守ったり、話を聞いてあげたりしていきます
親からしたら、心の準備が整うまでがとても待ちきれず、「ほらやってみなよ」「頑張ってみなよ」と背中を押してしまいたくなると思いますが、それでは子どもに「やりなさい」と言っているのと同じになってしまい、結局は余計なお世話になってしまいます。
やる気と挑戦したことだけを褒める
子どもがチャレンジを始めると「できるようになったこと」を褒めてしまうことがあると思います。
しかし、出来るようになったことを褒めていくと、出来なかったときに子どもはあきらめてしまうようになり、最終的には「どうせできないから」という気持ちになり、挑戦すること自体をやめてしまうことに繋がってしまいます。
また、出来たことを繰り返し褒めていくと、褒められることに意識が向き、「褒められるためにやる」に繋がってもしてしまいます
大切なのは「挑戦したことが成功する」ではなく「チャレンジしてみた」ということです
例えば子どもが「鉄棒の前回りを見てて」と声を掛けてきたときには、「前回りができてすごいね」と褒めるのではなく「何回も練習したんだね」と声を掛けていきます
そのため、子どもが挑戦を始めたら、「やってみたという事実」と「やってみようという意志」だけを認めたり、褒めたりしていきます
このように声を掛けていくと子どもは、チャレンジすることに抵抗が少なくなり、結果的に、挑戦し続けていくので新しいことができるようになったり、上達したりしていきます
挑戦心を持たせるステップ
①こんなことが出来ると、こんなにも良いことがあるよと伝える
②チャレンジするのを待つ
③チャレンジが始まったらやってみたことを褒める
④チャレンジすることで新しいことができるようになる、上達する
⑤挑戦することが楽しくなり、初めてのことへのハードルが低くなる
挑戦心がなくなってしまう関り
①「挑戦しなさい」と声を掛ける
②心の準備が整っていないのに背中を押し続けてしまう
③出来るようになったことやチャレンジが成功したことだけを褒める
子どもの挑戦心は子ども自身を成長させるとても大切な気持ちだと思っています
その挑戦心を育んでいくには、近くにいる大人の関わり方がとても大切になりますので、やる気を認め、くじけそうになった時には励ましていってあげましょう!!
今回は挑戦心を持たない子や、チャレンジすることに抵抗感を持っている子へ関わり方に悩んでいる人の、子育てのヒントとして役立ってもらえたらいいなと思っています。
これからも子育ての悩みについてのことを書いていきますので、応援よろしくお願いします☆
最後まで読んでいただきありがとうございました。
みなさんの日々の生活がより良くなりますように・・・
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