こんにちはー
かずこよです☆
前回はバス置き去り事件が2度と起こらないように
「マニュアルに加えて欲しいこと」として書いていきました。
目次
事故を起こさない工夫はバスにする
政府は各施設にマニュアルの作成を求め、早急な対応を求められています。
確かにマニュアルも大事ですが、「そもそもバスにも何か工夫をしておく」というのも必要だと思います。
前回には
・送迎バスでのセンサー導入を義務化する
と書きましたが、こんな動画を見つけ、新たな発見がありました。
話の中にひろゆきさんが
・アメリカではエンジンを切った後アラームがなり、バスの後ろのボタンを押さないとアラームが止まらないようになっている。一度後ろまで行くことで全座席を見ることができて、見落としを防いでいる
こういったことを話しています。
日本ではヒューマンエラーが起きないようにマニュアルを作る。
一方アメリカなどの海外では、ヒューマンエラーが起きないようなシステムを作る。
アメリカでは毎年バスの置き去りがあり、対策を始めています。
日本では昨年にも、悲しい事故がありましたが、この時点で再発防止策を打ち出さなければならなかったはずです。
日本でもセンサーの導入義務化・置き去り防止システムの導入をして、バス自体の工夫が求められているのではないでしょうか
対策をする施設・対策をしない施設
昨年の事故を知り、「2度と起こしてはいけない事故だ」と、日本国民が思ったのではないでしょうか?
多分送迎バスを使用している施設のほぼ100%は事故が起きないようにするにはどうしたらいいか。と自分たちの業務を振り返り、事故が起きないように対策を重ねていったと思います。
政府はこれに甘えてしまい、何も対策をしない施設がないとでも思ってしまったのかもしれません。
しかし、物事には全て表と裏があるように
「振り返る施設」と「振り返らない施設」が絶対にあります。
振り返る施設は多分同じ事故は起こしません。
振り返らない施設はまた事故を起こす可能性があります。
この「振り返らない施設」があるということを前提に政府は動かなければいけませんでした。
置き去り事故を起こしたバス
一番上の動画では事故を起こしてしまったバスを見て
ひろゆきさんは
・ガラスの透過率が70%以上がない
という所を指摘していました。
確かに後部座席の窓の中が見えなくなっています。
※会見映像などが流れるため、気分が悪い方は再生はお控え下さい。
バスの写真を見ていただきたかっただけなので、再生しなくても大丈夫です。
日本では
二 運転者が交通状況を確認するために必要な視野の範囲に係る部分における可視光線
の透過率が 70 %以上のものであること。
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2010.3.29】〈第三節〉第 195 条(窓ガラス)
となっています。
要はフロントガラスや助手席側のサイドガラスは透過率が70%以上にしないといけない。とされていますが、後部ガラスの透過率に関しては特に定められていません。
そのため、ひろゆきさんが指摘した透過率は基準としては問題がありませんでした。
が、ここもやはりおかしなポイントだと思いました。
もしかしたら子どもの置き去りが起きてしまうかもしれない。
そうなった場合、外からの助けが必要になるため、外からバスの中が見えないといけない。
だから、送迎バスの後部ガラスの透明度は70%以上ないといけない。
こんなロジカルが必要だったと思います。
基準に書いてないので気づけない人は気づけません。
気付けない施設が透過率のないバスを作ってしまいます。
送迎バスの今後
2回の事故を受け、政府はマニュアルの作成を依頼してきましたが、本当はもっと根本にかえるものがあると思います。
①送迎バスについての基準を設ける
・置き去り防止システムの標準化
・後部座席のガラスの透過率70%以上
・運転手の年齢制限
②運行マニュアルの導入
こういった制度を設けることが再発防止になると考えます。
①に至っては交通法自体の見直しが必要になるレベルだと思うので早急に法律化するのは難しいかもしれませんが、補助金を渡して各施設で対応してもらえばいいと思います。
②に至っては、なぜマニュアルを義務化していなかったのかがなぞです。
年齢制限に至っては、もしかしたら全自動運転の技術が進歩して運転手がいらなくなるという時代がすぐそこまで来ているかもしれませんが、現在はまだまだ高齢者が運転をするという現状があります。
65歳以上が運転する場合にはゴールド以上が必須。という細かな基準があれば良いと思いますが、現実的ではありませんね。
しかし基準が作れるのであれば作ってほしいですね。
今後絶対に起こしてはいけない事故になるため、送迎バスを使用している施設は本当に気を引き締めていって欲しいと願います。