こんにちはー
かず君です☆
今回も新年度に向けて年齢別の子どもの特性について振り返りたいと思います
今日は1歳児クラスの子の特徴・関わり方・遊びを書いていきます!
4月から新保育士として働く方だけでなく、ベテランの保育士も振り返る機会になりますので、最後まで読んでみてはいかがでしょうか
1歳児の発達
身体的発達
基本的な運動能力を磨くために、はいたり、歩いたり、走ったり、跳んだりすることが好きです。
また、手や指を使ってものをつかんだり、掴んだり、投げたり、積み上げたり、はめたり、押したりすることができます。
段々とできることが増えてくる時期です。
認知的発達
周囲の世界を探索し始め、新しいことを学ぶために好奇心が強くなっています。
近くにある形や色、サイズ、音、香り、味、触感などい興味を持ち、確認したり、認識したりしていきます。
また、自分で物を探して見つけることが好きで、繰り返し行うことで「自分で見つけた」という経験をすることができ、自己肯定感を高めることができます。
言語的発達
単語を話したり、言葉を理解したりすることができます。1歳児になると音を真似たり、単語を覚えたり、自分の名前を呼ばれたりすれば返事ができるようになります。
言葉で表せない時には、身振り手振りや表情を通じて、保育士や周りの大人に自分の欲求や感情を表現することができます。
社会的発達
他の人や動物との交流を求めるようになり、親密な関係を築こうとします。
保育者や仲間との遊びを通じて、コミュニケーションや協調性を学ぶことができます。
感情的発達
自分の感情や他人の感情を理解することができるようになってきます。
自分の感情を表現し、他人の感情を共感することもできるようになってきます。
まだまだ個別差が大きく表れる時期になるので、個別の発達を見て良き、個別対応することも必要になってきます。
1歳児クラスの関わり方
やさしい声と表情で接する:
保育者は、優しい口調と表情で子どもに接し、安心感を与えます。
また、子どもたちの名前を呼んで、個別に「見ているよ」と見守っていることを伝えることも大切です。
身体的な接触を取る
子どもは保育者との身体的な接触を通じて、安心感を得ることができます。
そのため、ハグや抱っこ、手をつなぐなど、適切なタイミングで身体的な接触を取ります。
安全で刺激的な環境を提供する
自分で物を探検するために動き回る時期になります。
保育者は、子どもが安全に探検できるよう、刺激的で危険のない環境を整えます。
一緒に遊ぶ
子どもたちと一緒に遊びながら、コミュニケーションや協調性を育みます。
例えば、積み木を一緒に積み上げたり、ボールを投げたり、音楽に合わせて踊ったりして、楽しい雰囲気作りも大切です。
子どもが「やりたい」という気持ちが持てるようにしていきましょう。
読み聞かせや歌を歌う
絵本を読み聞かせたり、子どもたちと一緒に歌を歌ったりすることで、言葉や音楽に親しませます。
また、毎日聞く保育者の声が子どもを安心させることができるため、たくさんの言葉掛けをしていくことが大切です。
個別のニーズに合わせたケアを提供する
発達差があるクラスになるので、個別のニーズや発達段階が異なる子どもたちが入り混じっています。
保育者は、子どもたちの個々に合わせた、個別の発達支援を行えるように、日々の保育で子どもを観察することも大切です。
感情を受け止め、共感する
1歳児は、自分の感情や他人の感情を表現することができるようになってきます。
保育者は、子どもの感情を受け止め、共感することで、子供たちの感情的な成長を支援していきましょう。
1歳児の遊び
積み木・ブロック
積み木を積み上げることで、手先の動きやバランス感覚を育みます。
また大きさ・重さの違いにも気づくことができるため、色んなサイズの積み木・ブロックを用意します。
ブロックでは合わせるということで手先の動きの発達を促します。
また、様々な色を用意することで、色彩にも触れることができます。
手遊び
子どもは音楽に興味を持つことが多いため、手遊びで言葉・リズムに触れる機会を作っていきます。
楽しい雰囲気で行うことで子どもは集中力も自然と身についていきます。
行う手遊びは数字が入っていたり、指先を動かすものが発達を促しますが、クラスでお気に入りの1曲を見つけて繰り返し行うことで、手遊びが楽しい時間になっていきます。
絵本の読み聞かせ
絵本を読み聞かせることで、言葉や物語に親しませ、想像力を育みます。
絵本は言葉の獲得には欠かせないため、子どもが興味を持った絵本を見つけたり、何度も繰り返したり、時には興味のあるページで止めるのも必要です。
1歳児では、最後まで読まなければけないという前提ではなく、子どもが興味を持ったページを繰り返し読むことで、言葉の獲得にも繋がっていきます。
音楽やリズム遊び
音楽に合わせて手拍子をしたり、踊ったりすることで、音楽的感覚やリズム感を養います。
リトミックや動物の動きの真似を取り入れたりしていくと興味を持ってもらいやすいと思います。
ピアノが苦手な人はCDやスマホを使って音楽を流すのも有効です
※人によって考えは違いますので、自園で使用してよいか確認をとってから導入してください。
ボール遊び
ボールを投げたり、転がしたりすることで、手先の動きや目の追従力を養います。
また、動く物を追いかけることで走って体力の向上にも繋がります。
しかし、クラスに1つだけではトラブルに繋がるため、特に乳児期は1人一つのボールを用意してあげることも配慮として必要になります。
砂遊び
砂場遊びでは感触遊びや物のやり取り、見立て遊びができるため、子どもの社会性・表現を育むために大切な遊び場になります。
保育者は、子ども同士の遊びを仲介することが必要になります。
また、砂を食べてしまう・頭からかけてしまう等のトラブルが起きるため、手に取ったものを口に運ばなくなった時期から始めるのが良いと思います。
そのため、クラスを2つにのグループに分けて少人数で砂場遊びをするなどの配慮が必要になります。
まとめ
1歳児クラスでは、0歳児クラスのときより出来ることが増えてきますが、遊びでも日常の生活でも保育士のサポートがまだまだ必要な時期になります。
また、発達にも個別差が大きくなりますので、個々に合わせた保育が必要になります。
言葉が出るようになることで、コミュニケーションの幅が広がり、保育士として嬉しいことが多くなりますが、その反面言葉が出ない子はコミュニケーションをとりたいのに上手くいかないことから、嚙みつきやひっかきも多くなります。
子どもが安心できる環境を作って、信頼関係を築き優しくサポートしてあげていってください。
以上になりますがいかがでしたでしょうか。
新年度に向けての振り返りになりましたでしょうか?
みなさんの保育がより良くなりますように・・・
これからもよろしくお願いします!