こんにちはー
かず君です☆
今回は新年度を目前に、2歳児クラスの特徴や関わり方・遊びを紹介していきます。
新人保育士だけでなくベテラン保育士にも振り返りの機会になると思いますので、最後まで読んでみてはいかがでしょうか
2歳児の発達
自我の発達
2歳児は、自分自身が独立した存在であることを理解し始めます。
自分の欲求を主張し、自分で物事をやろうとする姿勢が見られます。
そのためいわゆる「いやいや期」というものが始まります。
初めて「自分で物事をしたい」という気持ちを持つため、大人にとっては大変な時期になりますが、子どもにとってはとても重要な時期になります。
言葉の発達
言葉の理解力や発話力が急速に発達します。
日常会話ができるようになり、簡単な言葉で自分の気持ちを表現することができます。
社交性の発達
日常的な会話が出来るようになるため、他の子どもたちと関わりを持つことが楽しくなります。
遊びを通じて、コミュニケーション能力や協調性を身につけます。
身体の発達
2歳児は、身体能力が向上し、自由自在に歩き回ることができます。
保育者や他の子どもと追いかけっこをしたり、滑り台では安定して階段を登れるようになったりします。
また、物をつかんだり、積み木を重ねたりするなど、細かい指先の動作もできるようになってきます。
好奇心の旺盛さ
2歳児は好奇心が旺盛で、新しいことに興味を持ちます。
また、指先の発達によって出来ることも増えたり、周りの子どもが行っている姿にも興味を持ち、真似をしようとします。
環境の変化や新しい遊びなどに興味を持ち、自分で探究する姿勢が見られます。
2歳児クラスの関わり方
観察と理解
2歳児は言葉の発達途中であり、自分の気持ちを言葉で表現できない場合があります。
保育者は、子供たちが表現しようとしていることを理解し、それに対して適切な反応を示すことで、コミュニケーションを促進していくことが大切です。
そして、子どもたちの行動や表情を観察し、その意味を理解することが重要です。
例えば、子どもが何かを求めて泣いている場合は、その欲求を聞き出して対応する必要があります。
「何に感情を動かされ」「どんなことで行動に起こすのか」という背景を見る力が保育者には必要になります。
安心感を与える
2歳児は、1歳児と比べて出来ることが多くなりますが、まだまだ甘えたい気持ちを持っており、保育者や周囲の大人からの安心感を求める傾向があります。
保育者は、子供たちが安心して過ごせるように「見守り」をしたり一緒に遊んだりしながら安心できる環境を作り、子どもが求める欲求をいち早く見つけることが大切です。
いやいや期に入る子が多くいるため、一人ひとりを向き合う時間も必要になります。
いやいや期への関わり方については別途記事を書きますので、そちらでご確認ください!
遊びの提供
2歳児は、自分で遊びを見つけたり、自分で遊び方を発見したりすることが重要です。保育者は、子どもが興味を持つような遊びやおもちゃを提供し、子どもが自由に遊べるようにして「遊び込める環境」を作っていきます。
また、子ども同士で関わりたいという気持ちと、遊びを邪魔されたという気持ちが混在するため、個々に興味のあるものを発見し、環境を整えていくことが必要です。
規律やマナーの指導
2歳児は、自分の欲求を主張することがありますが、同時にルールやマナーを理解し始める時期でもあります。
保育者は、子どもにに適切なルールやマナーを教え(良いことと悪いことなど)、社会性を身につける指導を行います。
子どもは周りの人の真似をしたがる時期にもなり、周りの大人を良く観察しています。
そのため、保育者はルールを守る姿を見せたり、言葉の使い方に気を付けたりしていかなければなりません。
2歳児のクラスの遊び
2歳児クラスの遊びは、子供たちが自分で物を作ったり、創造的な表現をすることができるようになってくるため、保育者は、子供たちの興味や発達段階に合わせた遊びを提供し、子供たちの自主性を尊重しながら、遊びをサポートしていきます。
積み木遊び・ブロック遊び
2歳児は、手先の動きが細かくなってきており、積み木を使って塔を作ったり、壊したりすることが楽しいと感じます。
また、ブロックを組み立てたり壊したりすることで、手先の発達だけでなく、物の性質や形の理解を深めることができます。
作っては壊して、作っては壊してを繰り返して遊び、どのように積み上げたら崩れづらいか、どことどこがくっつくかなどを思考しながら遊ぶ姿も見られます。
砂場遊び
砂場で遊ぶことで、2歳児は手先の発達を促し、自分で何かを作り出すことの喜びを感じることができます。
砂場では物の貸し借りや、保育者との言葉のやりとりも必要不可欠です。
子どもと一緒に保育者がやり取りをすることで、言語の獲得にも繋がり、周りの子どもともやり取りを楽しめるようになります。
絵本の読み聞かせ
2歳児は言葉の発達が進んでいる時期なので、絵本を読み聞かせることで、想像力や表現力を養うことができます。
簡単なストーリー性のある絵本も理解して聞けるようになり、集中する時間も長くなってきます。
手遊びを加えながら楽しい雰囲気を作ることも大切です。
粘土遊び
粘土を使って、自分で形を作り出すことができるので、2歳児にとって創造的な遊びとなります。
指先が発達してくる時期になるため、粘土の感触や質感を感じながら伸ばしたり、叩いたりして自分なりに作品を作り上げることができます。
音楽遊び
音楽に合わせて手拍子をしたり、踊ったりすることで、2歳児は音楽やリズムの楽しさを感じることができます。
リズムをとることができるようになってくるが、個人差があるため、身体を動かす楽しさを感じられるような雰囲気を作ったり、保育者自身が楽しんで体を動かす姿を見せたりするすることが大切です。
絵具遊び
指先を使って、色を塗ったり、絵を描いたりすることで、2歳児は創造的な表現力を発揮することができます。
例えば青色を塗ると「海ができた」「空ができた」など言語化するようになったり、簡単な道具を使って絵を描くこと自体を楽しみます。
保育者は「どんなものができたかな」「これはなにかな?」など子どもの創造力を育むような関りをすることが大切です。
また、子どもに苦手意識を持たせないためにも「上手い」「下手」で褒めることは避けたほうが良いと思います。
まとめ
2歳児クラスでは、身体の発達や言語の発達が著しく伸びる時期になります。
しかし、遊びでも日常の生活でも保育士のサポートがまだまだ必要な時期になります。
いやいや期も始まり大人は大変な時期になりますが、子どもにとっては、初めて「自分のことを自分でしたい」という気持ちを持つ時期になります。
そのため失敗が増え、失敗体験が増えてしまいますが、保育者がさりげないサポートをしていき、成功体験もさせることが必要になります。
まだまだ個別差あるため、個々に合わせた保育が必要になります。
社会性が育つ時期にもなり、大人をよく観察して真似をすることが多くなってきますので、保育者として大人として背中を見せてあげることが大切になります。
以上で2歳児クラスの記事になります。
みなさんの保育の参考にしていただければと思います。
みなさんの保育がより良くなりますように・・・
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