最近、「ジョハリの窓」って言葉を聞いたんだけど、何か知ってる?
うーん、ちょっとだけ聞いたことがあるけど、詳しくは知らないな。何かの心理学の概念じゃなかったっけ?
そうそう、確かに心理学の概念だって聞いたよ。でも、どういうものかよくわからなくてさ。
なるほど、じゃあ一緒に調べてみようか?どうやら「ジョハリの窓」って、人間関係や自己理解を深めるためのツールらしいよ。
それってどういう風に使うの?
「ジョハリの窓」には4つの窓があって、それぞれが自分のことをどう理解しているか、また他人が自分をどう見ているかを表しているんだ。
ふーん、4つの窓ってどんなのがあるの?
1つ目は「開放領域」っていって、自分も他人も知っている自分の特徴や情報のこと。例えば、君が明るくて話しやすい性格だって、君も自覚してるし、友達もそう思ってる、みたいな感じだね。
なるほど。それが「開放領域」なんだね。
そうそう。2つ目は「盲点領域」っていって、自分では気づいてないけど、他人は気づいている自分の特徴。例えば、君がちょっと心配性だけど、自分ではあまり意識してないとかね。
へぇ、それはちょっと怖いけど、知ると面白いかも。
そうだね。次に「隠蔽領域」っていうのがあって、これは自分は知っているけど、他人には知られていない部分のこと。自分だけの秘密や、まだ話してないことが当てはまるね。
ああ、それはみんな持ってるよね。
うん、誰にでもあると思うよ。そして最後が「未知領域」っていって、自分も他人も知らない自分の部分。例えば、新しい環境に入ったときに自分でも驚くような一面が出てくることがあるよね。そういうのが「未知領域」だよ。
なるほど、じゃあ「ジョハリの窓」を使うと、自分のことをもっとよく知れるし、他の人ともより良い関係を築けるようになるってことかな?
そうだね!「ジョハリの窓」は自分の「開放領域」を広げることを目指すんだ。つまり、自分が知っていて、他人も知っている部分を増やすことで、お互いの理解が深まるんだよ。
すごく面白いね。これを使って、もっと良い人間関係を築けるようにしたいな。
その意識が大事だと思うよ!少しずつでも、自分のことをオープンにしていくと、周りとの関係もきっと良くなるはず。
最近、仕事がたくさんあって、何から手をつけたらいいのか分からなくなってきたんだ。優先順位の付け方がよくわからなくてさ。
それなら、「重要度」と「緊急度」で仕事を区分けする方法を試してみるといいよ。よく使われる時間管理のテクニックなんだ。
「重要度」と「緊急度」ってどう違うの?
簡単に言うと、「重要度」はその仕事が自分の目標や価値観にどれだけ影響するか、「緊急度」はその仕事をどれだけ早く終わらせる必要があるかってことだよ。
なるほど、それをどう使うの?
この2つの軸で仕事を4つのタイプに分けることができるんだ。まず、最初のタイプは「重要かつ緊急」な仕事。これはすぐにやらなきゃいけないし、しかも重要だから、最優先で取り組むべきだね。
例えば、締め切りが迫ってる大事なプロジェクトとかだね?
そうそう、そんな感じ。次に「重要だけど緊急ではない」仕事があるんだけど、これが実はものすごく大事なんだ。例えば、長期的な目標達成のための戦略作りや、自分のスキルアップのための勉強なんかがこれに当たるよ。
えっ、それって急ぎじゃないんだから、部下に任せてもいいんじゃない?
そう思いがちだけど、この「重要だけど緊急ではない」仕事は、実は君自身が最も時間と労力をかけるべき仕事なんだよ。なぜなら、これをおろそかにすると、将来的にもっと大きな問題やチャンスを逃すことになるかもしれないから。
なるほど、急ぎじゃないから後回しにしがちだけど、長期的に見るとこの仕事が大きな影響を与えるってことだね。
その通り。例えば、将来のプロジェクトの準備や、自分のキャリアを高めるためのスキル習得なんかは、すぐに成果が見えないかもしれないけど、やっておかないと後々後悔することになることが多いんだ。
そう考えると、今やってることの中で、本当に重要なことにもっと時間を割かなきゃいけないって気づいたよ。
そうだね。逆に、「緊急だけど重要ではない」仕事は、できるだけ他の人に任せたり、必要最低限に対応するようにするといいよ。これに時間を取られると、本当に大事なことに集中できなくなるからね。
なるほど、「重要だけど緊急ではない」仕事が一番大事なんだね。これからは意識して取り組むようにするよ。
そうだね、時間をかけてじっくり取り組むことで、長期的に大きな成果を上げることができるはずだよ。頑張って!
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