子育て・保育のお悩み解決日記

子育て・保育士のお悩みを現役園長が解決します!

明日から使える保育技術 ~保育園園長が実際に使っている保育技術編~

こんにちはー

 

かずこよです☆

 

今回はクラスで使える保育技術の紹介をしたいと思います!

 

かずこよは保育士としてブログを始めて、今に至りますが、今まで保育技術を中心にした記事は書いてきませんでした。

たまには保育士っぽいことも書いていこうと思います(笑)

 

まずはクラスががやがや騒がしくなり、静かにしてくれないと先生の声が届かない。

そんな時に役立つ声掛けがあります!

それは

 

「よいこのみんさん」

「なんですか」

 

というやり取りだけ!

 

 

 

 

保育士が全体に

「よいこのみなさん」

と、声を掛け

子どもが

「なんですか」

と答える。

子どもが答えるときには手つけてもらいます。

 



 

何度か練習するだけで、すぐに子どもは覚えてくれます☆

これだけ?って思うかもしれませんが本当にみんなやってくれます

ポイントは

「よいこのみなさん」

を、元気よくリズミカルに言いましょう☆

 

 

 

 

だまりっこゲーム

こちらも静かにしてほしいな、というときに活用していきます。

「時計の秒針が〇になるまで、お口はチャックだよ」

「だまりっこゲームよーいスタート!」

「最後までお口チャックできたかな?」

 

 

 


これは最後までお口チャック出来たら勝ち、話をしたら負けというルールを加えてあげると何度もやりたがる子が多く出てきます。

だって簡単に勝つことができるから

何に勝つのかは子ども次第です(笑)

 

 

 

 

いやいや期の子への対応

1歳クラス、2歳クラスになると段々と増えてくるいやいや期の子

このズボンは嫌!

寝るの嫌!

このおもちゃ嫌!!

いろんな「嫌」がクラスを飛び交います。

いやいや期は自我の芽生えから出てくる気持ちで、

「自分のことは自分でしたい」という自立に向けた考えを持つようになります。

そのため、大人が決めたことは基本的に嫌です。

なので、子どもに選択権を持たせてあげることで解決することが多くあります。

「こっちとこっちどっちがいい?」

「先生はお洋服のズボンを履かせたほうが良い?それともシャツを着させたほうが良い?」

と、2択で聞いていき、2択の中になければ違う2択を試す

子どもは選択権があることでだいぶ変わってきます。

 

 

 

 

トイトレ

1歳過ぎから2歳クラスになるとトイトレが始まりますね

しかし、トイトレを始める時期は子どもによって違うので、

保護者からは

「いつになったらトイトレを始めてくれるんですか?」

という、お話を頂いた保育者が多いのではないでしょうか。

トイトレの目安として

90分程度おむつが濡れなくなったら開始するのが良いと思います

なぜ90分なのかというと、子どもが失敗する機会を少なくするためです!

30分程度おむつが濡れないからといってトイトレを始めてしまうと、どうしてもお散歩や給食、室内遊びの時に連れていく時間がなく失敗をする回数が増えてしまいます。

子どもも人間ですので失敗は嫌です。

それならば成功できる可能性が高くなってからのトイトレでも十分だと思います。

保護者に「いつ始めるんですか?」と言われたときには

「成功体験が重ねられると判断したときです」と伝えましょう☆

 

 

 

 

質問しかしない保育

保育園で不適切保育というものをみたことはありませんか?

もし見たことがある方がいたら、その先生の姿を思い出してみてください。

多分

「こうしなさい」

「なんでできないの。」

「はやくしなさい」

という言葉を使ってたのではないでしょうか。

不適切保育に感じるものとして

・脅し

・指示、命令

があります。

これらを失くすために「質問保育」を行うことが良いのではないかと私は思っています。

こうしなさい → こうするとどうなるかな?

なんでできないの → どうしたらできるかな?

早くしなさい → ○○君が遅くなるとみんなはどんな気持ちかな?

 

いくらでも言葉の変換をすることはできます。

質問保育はとても難しいと思うのですが、不適切保育をしたくないという考えを持っている方は試してみてはいかがでしょうか☆

 

 

 

 

ずるい考え方

もし、あなたが保育につまずいてしまった時に「ずるい考え方」をしてみてください。

目的を達成するためにどんなずるいことができるか。

そして、思いついたずるい考えを倫理の範囲内で実行するためにはどうしたらいいかな。

やってみて得したこと・損したことはなにかな?

このような考えを持つととても楽になります。

 

 

 

 

例)

1歳児が歩いて25分の公園で、いまは30分間しか遊べていないけど、45分間遊べるようにするにはどうしたらいいだろう。

 

まじめな考え

・帰る時間を15分遅らせる → 給食が遅くなってもいいならOK

・近くの公園に行く → その代替え公園でいいのならOK

 

ずるい考え方

・タクシーを使う → 経費で落ちるならOK

・バギーに全員乗せて走って公園に行く 

  → 手を繋ぐという経験が少なくなってもよいのならOK

 

 

 

 

多分タクシーを使うという考えはでてなかったのではないでしょうか。

ずるい考え方をすると急に大きな道が開いたような感覚になります。

この感覚が色んなアイディアを生み出し、一味違った保育をすることができるのではないかと思います☆

しかし、ずるい考え方を認めない・嫌いとう上司も多いと思うので、上司に合わせて使ってみてください!!

 

 

 

 

と、今回は以上になります。。

「よいこのみなさん」

「なんですか」

 

いやいや期への対応

 

ずるい考え方

 

これらは、私が実際に行っているものになります。

多分みなさんの保育にも役立つのではないかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

みなさんの保育がより楽しくなりますように・・・

これからも応援よろしくお願いします☆


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