こんにちは!
今日は、保育園の保育で年長の子どもにお金について教える方法についてお話ししたいと思います。
お金について教えることは、子どもの社会性や倫理性、経済感覚を育てるためにとても重要です。
しかし、お金について教えるのはなかなか難しいことでもあります。
子どもにとってお金は、なんとなくあるもので、どこから来てどこに行くのか、どうやって使うのか、なぜ必要なのか、といったことはあまり理解できていないかもしれません。
そこで、年長の子どもにお金について教える方法を、二つのポイントに分けてご紹介します。
お金の種類や価値、使い方を学ぶ
まずは、お金の基本的な知識を身につけることが大切です。
お金の種類や価値、使い方を学ぶ方法としては、以下のような活動がおすすめです。
-お金の形や色、数字を覚える
- お金の形や色、数字を覚えるために、実際にお金に触れさせたり、おもちゃのお金を使ったりします。
お金の名前や数え方、足し算や引き算なども一緒に練習します。
例えば、お金の形を覚えるためには、お金の型抜きをしたり、お金のシールを貼ったりします。
お金の色を覚えるためには、お金の色を塗ったり、お金の色と同じ色のものを探したりします。
お金の数字を覚えるためには、お金の数字を書いたり、お金の数字と同じ数のものを数えたりします。
お金の価値を理解する
お金の価値を理解するために、お店やさんごっこをしたり、お買い物の体験をさせたりします。
お店やさんごっこでは、お金のやりとりをすることで、お金の交換価値やおつりの計算などを学びます。
お買い物の体験では、自分の欲しいものを選んだり、予算内で買えるものを考えたりすることで、お金の消費価値や節約の意味などを学びます。
例えば、お店やさんごっこをするときには、お店の種類や商品の値段を決めたり、お客さんと店員の役割を分担したりします。
お客さんは、欲しい商品を選んでお金を払い、店員は、商品を渡しておつりを返します。
お買い物の体験をするときには、お店に行く前に予算を決めたり、レシートをもらったりします。
予算内で買えるものを考えたり、レシートで支払った金額や残った金額を確認したりします。
お金の使い方を学ぶ
お金の使い方を学ぶために、お年玉やお小遣いの管理をさせたり、貯金や寄付の意味を教えたりします。
お年玉やお小遣いの管理では、自分のお金をどう使うかや、どれくらい残っているかなどを記録したり、目標を立てたりすることで、お金の管理能力や計画性などを学びます。
貯金や寄付では、自分のお金を将来のために貯めたり、他の人や社会のために使ったりすることで、お金の貯蓄価値や社会貢献の意義などを学びます。
例えば、お年玉やお小遣いの管理をするときには、お金の入った財布や貯金箱を用意したり、お金の出入りを記録するノートやカレンダーを作ったりします。
自分のお金をどう使うかを決めたり、目標を立てたりします。例えば、おもちゃや本を買うためには、どれくらいのお金が必要かや、どれくらいの期間で貯められるかなどを考えます。
お金の歴史や社会的な役割を学ぶ
次に、お金の発展や機能について学ぶことが大切です。
お金ができる前は物々交換をしていたことや、海外のお金は日本と違うことを教える
お金ができる前は物々交換をしていたことや、海外のお金は日本と違うことを教えるために、物々交換を体験したり、海外のお金を見たりします。
物々交換では、自分の持っているものと他の人の持っているものを交換することで、お金の便利さや必要性などを学びます。
海外のお金では、異なる通貨や為替レートなどを知ることで、お金の多様性や国際性などを学びます。
例えば、物々交換を体験するときには、自分の持っているものを紹介したり、他の人の持っているものに興味を示したりします。
自分の持っているものと他の人の持っているものの価値を比べたり、交換する条件を決めたりします。
海外のお金を見るときには、お金の形や色、数字や記号などを観察したり、お金の名前や国名などを調べたりします。
お金について教えるときは、楽しくかつ具体的にすることがポイントです。
子どもの疑問や感想にも積極的に答えて、お金に対する興味や関心を育ててあげましょう。
以上、年長の子どもにお金について教える方法についてのブログでした。
皆さんの保育に役立てていただければ幸いです