子育て・保育のお悩み解決日記

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子育て: 正解はないけれど子どもの権利を守ることが大切

こんにちは!

今日は、子育てに正解はあるのかという疑問に答えてみたいと思います。

この話題は、先日、ある方との会話で出てきたものです。

その方は、子育てに悩んでいる親御さんの一人でした。

 

子育てに正解はあるのかという問いには、一概には答えられません。

子育ては親子それぞれの環境や性格、価値観などによって異なるものですから、同じ方法がすべての人に当てはまるとは限りません。

しかし、子育てにおいて大切なことは、子どもの権利を守るということです。

 

 

 

 

子どもの権利とは、国連が定めた「子どもの権利条約」に基づく、18歳未満の子どもが持つ基本的な人権のことです。

子どもの権利には、「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」の4つの柱があります。これらの権利を尊重し、子どもの意見や感情を聞き入れ、自主性や社会性を育てることが、子育てにおける唯一の正解だと言えるでしょう。

 

 生きる権利とは、子どもが生きるために必要なものを得る権利です。例えば、食べ物や水、医療や衛生、住まいや服などです。 これらのものを提供するのは、まず親の責任ですが、親ができない場合は、国や社会が支援する義務があります。

子どもが生きる権利を守られることで、健康や安全を保つことができます。

 

 育つ権利とは、子どもが成長するために必要なものを得る権利です。

例えば、教育や学習、遊びやスポーツ、芸術や文化などです。

これらのものを提供するのは、親や教師などの大人ですが、子ども自身も積極的に参加する権利があります。

子どもが育つ権利を守られることで、知識や技能、創造性や表現力を高めることができます。

 

 

 

 

守られる権利とは、子どもが危険や暴力から守られる権利です。

例えば、虐待やネグレクト、戦争や災害、差別やいじめなどです。

これらのものから守るのは、親や教師などの大人ですが、子ども自身も自分の身を守る方法を学ぶ権利があります。

子どもが守られる権利を守られることで、安心や自信を持つことができます。

 

参加する権利とは、子どもが自分の意見を表明し、社会に関わる権利です。

例えば、家庭や学校の決め事、地域や国の政策、自分の将来の選択などです。

これらのものに関して、子どもの意見は尊重され、適切に考慮されるべきです。

子どもが参加する権利を守られることで、自分の価値や責任を認識することができます。

 

 

 

 

子育てに正解はないと言っても、不安になることは多いと思います。

そんなときは、子どもの権利を思い出してみてください。

子どもの権利を守ることが、子どもの幸せにつながることを信じて、自分なりの子育てを楽しんでくださいね。

 

もちろん、子どもの権利を守ることだけでは、子どもの幸せは保証されません。

子どもの幸せは、様々な要因によって影響されます。

例えば、家庭や学校の環境、友達や先生との関係、自分の気持ちや考え方、趣味や夢などです。

これらの要因は、子どもの権利とも関係していますが、子どもの権利を守るだけでは、必ずしもすべてが満たされるとは限りません。

 

 

 

 

子どもの権利を守ることは、子どもの幸せのための基本的な条件ですが、それだけではなく、子ども自身が自分の幸せを探求することも大切です。

子どもの権利条約は、子どもが自分の意見を表明し、参加する権利も認めています。

これは、子どもが自分の幸せについて考え、選択し、行動することを支持するものです。

 

子どもの権利を守ることは、子どもの幸せにとって必要不可欠なことですが、それだけで幸せになれるとは言えません。

子どもの幸せは、子ども自身が主体的に追求することができるものです。

あなたが自分の幸せを見つけることを応援しています。