子育て・保育のお悩み解決日記

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便秘を解消!赤ちゃんのための対処法

 

今回は、赤ちゃんの便秘について、私の経験や調べたことをシェアしたいと思います。赤ちゃんの便秘で困っている方や、予防したい方に役立てていただければ嬉しいです。
 
 

そもそも赤ちゃんの便秘とは

 
便秘とは、長い時間便が出ない、または便が出にくい状態のことをいいます。毎日出ていても極端に量が少なかったり、排便のときに痛がって泣いたり、肛門が切れて血が出てしまうような場合も便秘と考えられます。便秘が習慣になっている状態を「便秘症」と呼び、便秘症が1カ月以上続くような場合は「慢性便秘症」といいます。一方、普段はよく便が出ている赤ちゃんが一時的に便秘になることを「一過性便秘」といいます。便秘症は便の回数、硬さなどによって判断し、小児科などでは問診のほか、レントゲン撮影や超音波検査を行う場合もあります。
赤ちゃんの便秘とその症状をチェック!
新生児期から5〜6カ月頃までは便秘になりやすい時期 赤ちゃんのうんちは柔らかく回数も多いイメージがありますが、消化器官が未発達なために排便のペースが安定しにくく、便秘になりやすい赤ちゃんが少なくありません。
とくに、新生児から生後5~6カ月頃までは便秘になりやすい時期と考えられています。
新生児は腸管の発達が未熟なために便秘を引き起こしがちです。
個人差はありますが、一般的に母乳よりミルクを飲む赤ちゃんの方が便秘になりやすい傾向があります。生後2〜3カ月の頃になると、消化器官の発達にともなって腸内にうんちをためておくことができるようになりますが、そのためにうんちが出にくくなる赤ちゃんもいます。
5〜6カ月頃は離乳食がはじまる時期。
この頃は、腸の機能が発達したことと授乳中より水分の摂取量が不足しがちになり、うんちが硬くなる傾向があります。
 
 

 

 
排便の力がまだ弱い赤ちゃんにとって便秘になりやすい時期でもあります。もしかして便秘? その症状をチェック! 便秘の症状には個人差があり、一概にはいえませんが以下のような症状があれば便秘の可能性があります。
  • 排便が週2回以下 排便のリズムは赤ちゃんによって異なりますが、極端に少なくなった場合は便秘といえます。
  • 下腹部がいつもより張っている 空腹時におなかを触ると硬く張っている。うんちが数日出ていない場合は便秘を疑いましょう。
  • 排便のときに苦しそう いきんでもなかなか出なかったり泣きだしたりし、量が少なくコロコロ硬いうんちは便秘のサイン。
  • 食欲がない おなかにうんちが溜まっていると、母乳やミルク、離乳食の量が減って食欲が減退します。
  • おならやうんちの臭いがいつもより強い おなかに便がたまっていると、ガスが停滞しておならの臭いがいつもより強くなります。うんちに血がついている 便秘によって硬くなったうんちをだすときに肛門が傷ついてしまうことがあります。
 
赤ちゃんの便秘の判断はなかなか難しいかもしれませんが、毎日の排便の回数や量などを日頃からメモして、赤ちゃんの排便ペースを把握しておくと良いでしょう。

 

 

赤ちゃんはなぜ便秘になるの? その原因を知ろう

便秘の原因として、大きく次の3つが考えられます。

  • 体質によるもの 腸の長さや腹筋力、運動量の違いなどによって便秘になりやすい体質の赤ちゃんもいます。また家族に便秘がちな人がいると赤ちゃんも便秘になる可能性が高くなります。基本的には排便のときに泣いたり苦しがったりせず、体重も順調に増えているようであればあまり心配する必要はありません。トイレトレーニングをきっかけに改善するケースや、筋力がつく4〜5歳くらいまでに徐々に排便習慣が整う場合が多いようです。

  • 母乳・ミルクや水分の量が足りない 哺乳量が足りていないことによる水分不足も便秘の原因の1つです。母乳やミルクの量が足りないと、うんちが硬くなって出にくくなります。

 

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