こんにちはー
かずこよです☆
初めて質問に答えるシリーズで記事を書きます。
ブログを書いていると
・アフェリエイトを登録しませんか?
・この記事、引用していいですか?
というメッセージが届きます。
しかし、質問というものもごくたまにきます。
今回はその、ごくたまに来る質問に答えるという形で記事にしていきます。
なぜ、質問に答えることにしたのかというと、
自分も同じ悩みを持って保育をしていた時期があったからです。
そして、助けてあげたいなと思ったからです。
今回来た質問
「保育中ペアの先生が動いてくれず、私一人で動き回っていて大変なので、動いてもらうにはどうしたらいいですか?(内容はだいぶはしょってます)
なので、今回は「相手に動いてもらう技術」について書いていきます。
相手に動いてもらう技術と聞くと、
・私はリーダーじゃないから知らなくてもいい
・人間関係に困ってないから必要ない
こういった考えの方がいると思いますが
「人に動いてもらう」というのは保育士にとってとても重要なスキルだと思っています。
なぜなら、保育園という施設では、一人では仕事ができないからです
1人で仕事をするのであれば、人を動かすスキルがなくても成立しますが、2人以上で同じ仕事をするには人を動かして連携していく必要があります
保育の現場では、同じクラスに入ったパートナーに「こうやって動いて欲しいな」と思うことが多々ありますね
例えば、噛んでしまう子がクラスにいた場合に、噛みつきが起きないようにその子の近くで一緒に遊んで欲しいのに、側へ行ってくれず、結果噛みつきが起こってしまった。。
こんなことは日常茶飯事だと思います。
こういったときに動いてもらえたらとても助かるし、子どもも安全です。
これが保育の連携ということになります。
しかし、相手にどうやって伝えて良いのかわからない。。。
そんな時に役立つのが、「相手に動いてもらう技術」です。
では、どのように伝えるのかというと
事実 + 事実に対する自分の感情 + 相手の意見に対する質問
このように書くと訳が分からないと思うので、簡単なお話にしていきます。
空き缶を投げ捨てていたB君を見たときに、そういった行動をやめて欲しいと思ったときの伝え方
(悪い例)
A さっき空き缶を投げたの見たんだけど、辞めて欲しい
B だってゴミ箱がなかったんだからしょうがないじゃん
A ゴミ箱がないからってそこらへんに捨てていいわけじゃないじゃん
(事実 + 事実に対する自分の感情 + 相手の意見に対する質問)
・今日、Bくんが私といるときに、空き缶を投げ捨てていたよね(事実)
⇩
全く悪びれた様子じゃなかったから、正直不快に感じたんだ(事実に対する自分の感情)
⇩
このことについてB君はどう思う?(相手の意見に関する質問)
B 自分も本当は良いとは思っていない。ゴミ箱に捨てればよかったかもね。
このような伝え方をすれば、B君はもしかしたら、今後Aさんの前で空き缶を投げ捨てるということはしなくなるかもしれません。
では一体、なにが違うのでしょうか?
悪い例ではAさんはB君の行動を否定・批判しています。
そしてもう一方の例では、B君の行動を否定はしていません。
人は、自分の行動を否定・批判されたときに怒りが湧き、それに対して正当化する癖があります。
なので悪い例では
ゴミを投げ捨てたことに対して、「やめて欲しい」と否定をされています。
そのため自分の身を守るために「ゴミ箱がなかった」(正当化)と言ってしまっています。
後者の例では
Aさんの気持ちを伝えてから、その気持ちに対しての質問をしているので、B君の行動を否定・批判していません。
仮に、返ってきた返答が「うるさい」・「それを知ってどうなんだ」というような物でしたら、
「この人は相手の気持ちをわからない人なんだな。可哀そうに・・」
「事実を受け入れられないほど未熟だな」
と思っておけばOKです(笑)
だからといって、悪い例のような否定・批判の会話をするのは良くないので、淡々と
・事実 + 事実に対する自分の感情 + 相手の意見に対する質問
をしていきましょう☆
保育士が子どものやってほしくない行動をやめてもらうときにも
これ(事実 + 事実に対する自分の感情 + 相手の意見に対する質問)が有効になります。
保育の現場では「友だちの作った積み木を崩すのをやめて欲しい」と思ったことはありませんか?
これをやめてもらうためには
今積み木を崩しちゃったね
⇩
一生懸命作った積み木を崩されたら、先生は悲しいな
⇩
A君は一生懸命作ったものを壊されたらどう思うかな?
このような関りを続けていくことで、段々と相手の気持ちがわかるようになってくると思います。
また、保育者の連携では「噛みつく子の近くに保育者がいって欲しい」と思ったことはありませんか?
そういったときには
最近C君は近くにきた子を噛んでしまします。
⇩
私が噛まれるのは良いのですが、周りにいる子が噛まれると、とても悲しく思います。
⇩
D先生はどう思いますか?
このような伝え方でOKだと思います。
段々とイメージはつかめてきたでしょうか?
実は相手に動いてもらうスキルって重要なスキルの一つです。
そして、この伝え方の良いところは、関係が先輩・後輩に関係なく伝えることができることです。
しかし、人間関係は関係性が一番大事です。関係性ができていないうちに質問することは難しいと思うので、みなさんは自分自身が周りとの関係を良好に保ち、いざ伝えなければならないことがあった場合には、今回の伝え方を実践していって欲しいと思います☆
人にうごいてもらうスキルは、自分がリーダーになったとき、保育で子どもと関わるとき・保育者同士の連携をとるときなどに必要なスキルの一つです!!
ぜひ、習得して役立ててもらえたらと思います(^^)/
質問者様がこの記事を来てくれていることも願います・・
これからも応援よろしくお願いします☆