こんにちは現役保育士のかずこよです☆
私は学生のころからスポーツをしてきました。
スポーツには団体・個人とありますが、私が経験してきたのは団体スポーツでした
団体スポーツでは、個人がいくら頑張っても越えられない壁を、仲間と一緒に乗り越えていくというところが好きで、仲間の必要性、重要性に気づかせてもらいました
なので、子どもにも団体・個人問わずにスポーツをしてもらいたいと思っています
しかし、スポーツっていつから始めたらいいの?と思いいろいろと調べていると、気になることが書かれている文章を見つけました。
そこには
「幼児スポーツは必要ない。幼児期の子どもは運動遊びをしていればいい」というようなことが書いてありました。
なぜこのようなことが書かれているのかというと、スポーツのもつ特性が幼児期には必要ないものだからです。
スポーツの持つ特性として
・組織化、制度化、ルールに従ってプレイをしないといけない
・競争性の追求
などがあります。
これは、年齢によってはメリットにもデメリットにもなります。
そして、幼児期にスポーツをするということがメリットにはならない年齢になります。
私は「えー」と思いました!
幼稚園で働いているときにクラスの子とめっちゃサッカーしていて、ドキッとしました。
なぜ幼児期のスポーツがメリットではないのかというと、組織化、制度化、ルールに従ってプレイをしなければならないことによって自発的意欲・関心を閉ざしてしまう可能性がある。競争性を追求することで、勝敗を強調したり、上手・下手を自分のなかで分類してしまったりして無力・劣等感・有能感を味わいます。
さらに、親がしてしまいがちうのは、「勝ったら、ご褒美を買ってあげる」などの外発的に動機付けをしてしまい、純粋にスポーツを楽しむということがなくなってしまう可能性が出てきます。
みて見ればなんとなくわかります。
しかし、私的には5歳にもなればルールを守って遊ぶというのは狙いにもいれるぐらい大事なものだと思っています。
しかし、この年齢で上手・下手と自分の中で分類してしまうのは良くないなと思いました。今はできなくても、10歳になれば得意になっていることも出てくるのではないかと思うからです。
しかし、1歳~7歳(幼児)は基本的な運動の習得Ⅰの時期です。
これは、単純な運動を習得していく時期なので、サッカーや陸上などの「スポーツ」の規模を小さくしたり、優しくすればいいというものではありません。
私は、子どものことを知らずに保育していたことを反省しました。
けどスポーツを取り入れないのであれば、何をすればいいの?
それが、運動遊びです。
運動遊びというとどんなものかと思いますが、これは鬼ごっこや遊具遊びも含まれます。
しかし、遊び方が単調になってしまうと、その遊びで使う機能ばかり伸びてしまい、他機能が伸びません
なので、運動遊びでは、空間的・時間的・力量的な動きを組み合わせていきます。
空間的ー前後左右・直立・かがんで・手を振ってなど
時間的ー速く・ゆっくり・リズム・タイミング合わせて・タイミングずらして・短時間でなど
力量的ー強く・弱く・一定の力で・変化をつけてなど
これらを上手く組み合わせていけば何通りもの動きをすることができます。
「手を振りながら、タイミングを合わせて強くスキップをする」
これは空間・時間・力量を組み合わせた動きになります。
これを子どもの遊びの中に組み込んでいけばいいのです
そして、運動遊びのメリットは「子どもの自発性を重視」していることです
近年、子どもの自発・自主・主体を保育で求められることが多いのではないでしょうか
運動遊びは無理やりやらせるものではなく、また、ルールを守らなければいけないというものではありません。
それが子どもの自発性を刺激し、「楽しそうだからたやってみたい」と繋がっていきます。
私はこれを知ってからはスポーツを保育には取り入れず、ボール蹴りでは、子どもと一緒に考えたルールを組み込んだり、歩くときに空間・時間・力量をいれたりして遊びながら歩けるようにしています。
幼児期にはそもそもスポーツをする機能が備わっておらず、精神面でリスクがあるということを知っておいてもらいたいと思います。
賛否両論がある記事になっていますので、意見がある方はコメントお願いします☆